天野尚 NATURE AQUARIUM展(展示期間終了)

昨年末の話になるけど、

東京に行った際アクアリウム界のレジェンド

天野尚 NATURE AQUARIUM展@東京ドームシティに行った。

 

冒頭の写真は、天野さんの自宅にある巨大水槽のパネル展示。

前職のとき、取材を兼ねて実物を拝見させていただいた事があるのは、

数少ない自慢できる出来事の一つ。

すんごいんだよ、めっちゃでかい、大迫力!

↓実際お邪魔時の写真(2007年)

こうやって寝転がって眺めると水中の中に佇んでいるような感じがして好きなんだって紹介してくれた 笑

庭もすっごく素敵なんだけど、個人宅なんで自重します。

 

さて、展示のお話に。

天野さんは、アクアリウムの概念を覆した偉大な人だけれども、

1954年7月18日、新潟県西蒲原郡巻町に生まれる。16年間競輪選手として活動する一方で世界各地の熱帯雨林を訪れ、風景写真やエッセイを専門誌に発表するなどした。

1982年、アクアデザインアマノを創立。アクアリストでもあり、自身のデザインした水槽のレイアウトをADA本社にネイチャーアクアリウム・ギャラリーとして展示している。

豊富な自然体験をもとにした講演活動を、日本国内はもとより、ドイツ、イタリア、ポルトガルポーランド、ロシア、アメリカなど世界各国で精力的に行い、2009年5月に世界環境写真家協会を設立し、写真家としても地球環境を守るための植樹の重要性を訴えている。地元新潟にある国際ペットワールド専門学校ネイチャーアクアリウムコースで観賞魚業界への就職を目指し学んでいる学生に特別講義も行っていた。2012年5月にオープンしたすみだ水族館水草水槽のレイアウトを手掛けたほか、2015年にはポルトガルリスボン海洋水族館で淡水としては世界最大の全長40メートルのネイチャーアクアリウム水槽のレイアウトを完成させ、水景クリエーターとして世界中のアクアリストからも高い評価を得た。

2015年8月4日、癌から併発した肺炎のため西蒲区の自宅で死去。61歳没[1]

カメラマンとしても素晴らしい作品を多く残していて、

この展示では、写真と水槽をダブルで楽しめる構成になってた。

 

アマゾンを始めとした海外に大判カメラを担いで写真を撮影に行ったりすることによって、さらに自然への造詣を深めていっていたんだと思う。

カメラマンとしての視点があるからこそ、

よりリアルな自然を意識した水槽が生み出せたんだと思う。

そして、晩年には佐渡ヶ島の原生林の美しさを見出し、世に発表されたりもしてました。

 

展示の中盤には、水槽のパネル展示も。

 

そして最後は、水槽の実物展示。

自分の水槽が恥ずかしくなるほど、

水草は見たことないくらいきれいな緑だし、魚も発色が素晴らしく美しく、

あぁ、天野さんの愛が詰まってるなぁと思った。

全体的に作品群はキレイに整理されてたし、ひともなかなか多く入っていて、

ちょっと無理して行って良かったなぁと思えた展示だった。

天野さんやっぱ凄いっす。愛が深い。自然への愛が。

若くして亡くなられたのは本当に残念。。。

 

最後にリスボン美術館の水槽作製ドキュメンタリーが流れてて、その熱意に感動。

まんまと出口のグッズショップでそのBlu-rayを購入w

 

年始に家で鑑賞したけど、やっぱいいお話であらためて感動。

あぁ、水槽キレイにしよw

 

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天野尚写真集 美しき新潟 未来への記録

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THE LAST AMAZON 最後のアマゾン/天野尚写真集

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