AR拡張現実で体感する発達障害の人々の世界!
2017年6月18日、広島県安芸郡坂町サンスターホールにて、
自閉症共感ワークショップ「An Empathy Bridge for Autism」を開催します。
ゲストとして、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アーツを卒業し、数々の賞を本作品で受賞している韓国人デザイナー・キムヘジュ氏(Kim Heeju)を迎えます。
以下は、チラシ及びリリースからの引用です。
株式会社放課後等デイサービスハピネス(広島県安芸郡坂町)は、韓国人デザイナーキム・ヘジュ氏を迎え、自閉症共感ワークショップ“An Empathy Bridge for Autism”(アンエンパシーブリッジフォーオーティズム)を6月18日(日) 、坂町サンスターホールにて開催いたします。
就学中の障害児に放課後や長期休暇において生活能力向上を支援する放課後デイサービスハピネス(以下、ハピネス)は、2016年12月オープンいたしました。
ハピネスでは障害児の支援で完結するのではなく、障害のある人とない人とを繋げ、社会の理解を広げられるような活動もしていきたいという想いの元、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アーツの卒業制作において、洗礼されたシンプルなデザインで作られた自閉症体感モバイルキット「An Empathy Bridge for Autism」を制作し注目を集めたキム・ヘジュ氏の作品を知りイベント実施を打診。そして今回、ハピネスの理念に賛同したキム・ヘジュ氏本人を迎えてのワークショップ開催が実現する運びとなりました。
自閉症体感モバイルキット「An Empathy Bridge for Autism」は、自身も自閉症の弟がいることから自閉症に対する周囲の理解に対して何か手助けになるものをと考えていたヘジュ氏によってデザイン、開発されました。ヘジュ氏が最も重要視したのは「低コストの素材、且つ簡単に広く人々に供給できるツール」であること。
スマートフォン、紙素材、そして飴を用いて彼らが持つ視覚、聴覚、発声を障害のない人が体感できるキットは、2016年にはロイヤル・カレッジ・オブ・アーツ大学内で権威ある「Helen Hamlyn Centre award」を受賞。2017年にはドイツの「iF Design Talent Award」を受賞し、世界中からの注目を集めています。
先日、NHKスペシャルでも特集されていましたが、
拡張現実を使用した試みは共に共存していく上での技術として注目を浴びています。
なかでもキムヘジュ氏のアイデアは、できるだけ敷居を低く、誰でも見たことのない世界を共有しようとするとてもフレンドリーな作品です。
参加可能な人数に限りのあるワークショップですので、
興味のある方はお早めにご連絡ください!
キムヘジュ氏プロフィール
韓国出身デザイナー。「デザインは障害などで社会から孤立しやすい人々を社会と繋げる役割を担い、且つ彼らの思いや経験を届け、社会との相互理解を深める。」というアイディアをベースに、インタラクティブデザインをメインとして活動中。現在、米国インディアナ州のパデュー大学に客員研究員として在籍。過去に「 B.A in Spatial Design」、「 Ewha Women’s University in 2013」「M.A. in Design Products(Royal College of Art in 2016)」を受賞。「London Design Festival」や「Dubai Design Week」にも出展し、英国紙「ガーディアン」や建築・デザインマガジン「dezeen」など多数メディアでも取り上げられている。
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